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STORY

  昔々のお話です。

この世界には龍族と人間、二つの頭のいい種族がいました。
二つは仲良く暮らしていたのですが、
ある日龍族が裏切って二つは大きな戦いを始めました。
その戦いはどちらかが滅びるまで終わらない、つらく悲しい戦いでした。
七つの海が干上がり、七つの大地が焦げ、
そうして命は次々と灰になって消えました。

そして沢山の月日が流れ、この世界から龍族という種族が消えました。

人間は生き残りましたが、まだ安心はできません。
なぜなら、しぬ直前に龍の王様であるラウオルフィアは
人間の王子様に こういったからです。

 

                「後悔するといい、人間の子らよ。
                  汝らは遠い未来、自らの欲によってその身を滅ぼすであろう。
                      我らは汝らの魂を使い、必ずや王国の復興を成し遂げる。」

 

児童用絵本「ラウオルフィアと人間の王子」より


魔導学院「レガリオン」に通うアルメリアは
ある日土砂降りの中血だまりに倒れる赤い髪の男を救う。
彼は恋人を何者かに殺され、
自身の左目の視力を失い倒れていたのだった。

アルメリアは男を救ったものの、
悲しみと憎しみにくれる男は
そのすべてをアルメリアへと向ける。

その数日後、レガリオンでの講義中にアルメリアは何かに憑りつかれ
自我を失い暴走してしまう。
だがそんなアルメリアを止めたのは、見知らぬ二人の女性だった。

彼女たちはアルメリアに告げる。
かつて存在した龍の魂が、人々の魂を選んでそこに潜み
龍族復活と人間への復讐の為に「ニーベルング」なるものを探していると。


かくしてアルメリアは龍族復活を阻止するために
「ニーベルング」を探し出すことを決意する。
傍らには痛みから立ち直った男、連がいた。

 

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